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通貨の特徴⑧ 南アフリカランド編

こんばんは。今回は通貨の特徴のお話 8回目として南アフリカ ランドについて記事を書きたいと思います。

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南アフリカランドの特徴

南アフリカランドは名前の通り南アフリカ共和国で用いられている通貨であり、通貨コードはZARと表記されます。

南アフリカランドの特徴は何といっても資源国国家なので、金、プラチナ、ダイヤモンド、鉄鉱石、銅、石炭などの鉱物資源などの影響を受けやすく、それらの価格との相関関係が見られます。ただし最近は金の採掘量が低迷しており、金価格が上がってもあまりランドの価格は上がらないこともあります。

また高金利通貨であり2015年の中頃までは政策金利は5%台でしたが現在は6%後半から7%で落ち着いています。比較的高金利通貨になるのでスワップが入りやすくスワップ狙いで運用することもできます。

また、ランドは新興国通貨であるので、先進国通貨に比べるとやはりまだ信用が低く、取引量も経済レベルがあまり大きくないので少ないので金融危機などの引き金があると暴落するというリスクを背負っています。なのでスワップ運用する場合にはリスクを考えあまりレバレッジを大きくかけての運用はしないことが賢明だと思います。

南アフリカランドを取引する上で注目すべき指標

①消費者物価指数

②南アフリカ準備銀行(SARB)政策金利

③GDP

④貿易収支

⑤生産者物価指数

この辺りが注目すべきポンとかと思います。

南アフリカはいろいろなページで金産出量世界一といわれておりますが、2015年時点での産出量は低迷しており、世界一は中国となっております。この辺りも知っておいたほうが良い知識ではないかと思います。

また、南アフリカは中国が主な貿易相手国であり、中国の経済状況によってもランドの相場は動くことがあります。中国の経済成長が上向きだとランドの相場も上昇しやすく、逆に中国の経済が思わしくないとランドが下落する要因にもなります。

今回は新興国通貨として南アフリカランドについてお話ししました。先進国通貨と比べやはり流通量が少ないのと信用がまだ低いのでリスクは高めですが、逆に成長が望めるのでハイリスク、ハイリターンな取引になることが多いのでレバレッジの管理は徹底して行ったほうが良いでしょう。

政策金利も高いのでスワップ運用と思うかもしれないですが長期保有前提で考える場合やはりレバレッジはほぼかけないくらいの気持ちで臨んだほうが良いのではないでしょうか。

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