こんにちは。
今回は外貨預金を行いたいと考えている方のためにFXを紹介させていただきたいと思います。
外貨預金とFX
今回は外貨預金とFXの違い、FXを利用し外貨預金をする手順をお話ししたいと思います。
FXも外貨預金もどちらも日本円と外貨の取引を行うのですが、違いが数点あります。
まずFXでは空売りといい将来買い戻すことを条件に先に持っていない通貨を売っておくことができます。
たとえばこの先円の価値が上がりドルの価値が下落すると想定した場合今ドルを保有していなくても先にドルを売り、ドルが下落してから買い戻すことで利益を得ることができます。このような先に売りを仕掛けることができるというのも外貨預金との大きな違いになります。
次にレバレッジというものをかけることができます。今国内のFXではレバレッジ25倍までかけることができます。レバレッジに関してはこちらでお話ししておりますのでもし気になる方はご覧ください。ただし、外貨預金として考えている場合少しの為替変動で大きな損失を被ってしまったりロスカットを食らい強制的に損失を確定されてしまわないよう基本的にはレバレッジはかけないまたはかけたとしてもごく小さな1.5倍程度などの運用が良いかと思います。
次にここが外貨預金を行うよりも個人的に同様の取引をFXで行うことをオススメする一番の理由なのですが、手数料の問題があります。
現在外貨預金の手数料としてもし日本円を米ドルへ変えて預金した場合円を1ドルに変えるのに約2円ほどの手数料がとられます。これがどの程度のものなのか試算してみましょう。
手元に100万円ありこれを外貨預金で米ドルに変えて預金しようというとき、現在のドル円レートを仮に1ドル100円とすると、
1,000,000÷(100+2)=9,804
ということで9800ドル程度を保有することになります。この時手数料は
2円×9,804=19,608円
となるのでドルに変えた時点で約2万円の損失が出ます。また逆に預けてあるドルを将来円に戻す場合また同程度の手数料がかかるので往復では4万円程度も手数料がかかることになるのです。
それに比べFXで同じように取引を行った場合ドル円ですと1ドルあたり往復で0.3銭程度の手数料のFX会社が多いので、0.3銭とは0.003円ですので同じ100万円をレバレッジなしでドルに変えた場合
1,000,000÷(100+0.003)=9999.7
となるので9999.7ドルに変えることができ、手数料は
9999.7×0.003=29.999円
つまり30円くらいの手数料で済むのです。
つまり100万円を往復でドル預金すると考えるとほぼ4万円近い手数料の差が出てくるのです。これはかなり大きな差になるので私は同じことをするならFXで運用する方をお勧めします。
ただし外貨預金と考えた場合必ずレバレッジは低めに抑えてください。レバレッジをかけすぎると思わぬ損失が出てしまうことがあります。本当にここは重要です。
また、税金面でもFXのほうが外貨預金を行うのに対して有利な面があります。
外貨預金の利子は源泉徴収というものが適用され為替損益とは別に利子に対してのみで税金が計算差される仕組みになっています。これの何が問題かといいますと、FXではスワップポイントといわれるいわゆる利子は為替損益と通算で計算されるため為替変動で損失が出ていた場合税金を支払う必要はなくなるのですが、外貨預金の場合いくら為替変動で損失が出ていたとしても利息分には税金がかかってきてしまうのです。
また外貨預金の利息というのは毎日支払われるわけではなく銀行によって決まっている期日にまとめて支払われます。それに対しFXでは基本的に毎日日割りで計算された分の利息がつくことになります。なので今なら為替差で利益がでているがこれからドルの価値が下がりそうな局面でも外貨預金なら利息支払いの期日前に解約してしまうと利息はもらえずに終わってしまうのですが、FXなら毎日付与されるのでいつやめてももったいなくないという利点もあります。
また外貨預金の解約には時間や手間がかかりますがFXならPCからインターネットですぐに決済できますのでその部分でもFXのほうがおすすめです。
このように外貨預金に対してはFXのほうが圧倒的に有利なポイントが多いです。
逆に不利な点というとあまり思い当たらないのですが、誤操作でハイレバレッジでのポジションを持ってしまう、や銀行での外貨預金の場合銀行の資産運用の相談窓口などで対面で相談しながら行うことができる。などかとおもいます。
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外貨預金をFX口座でやることのメリットまとめ
①売りから仕掛けることができる
②レバレッジをかけて取引をすることができる。(ただし外貨預金のつもりでやるならローレバレッジが基本だと思います。)
③取引の手数料が格段に安い
④解約のタイミングが自由
⑤税金面で有利