こんにちは。今回は日経平均株価とドル円の関係についてお話ししたいと思います。
日経平均株価とドル円の関係
日経平均株価とドル円の関係は全く相関がないわけではなく、今は一般に日経平均株価が上がるとドル円が上がる、つまり円安方向へ為替が動くことが多いです。
ここではなぜこのような動きをすることが多いのかということについてお話ししたいと思います。
まず関係性の話をする前に日経平均株価についてお話しします。
日経平均株価とはなにかといいますと、日本経済新聞社が東京証券取引所の一部に上場している企業のからピックアップして決定している225銘柄の株価の平均値になります。これらの平均値なので日経平均株価が上がれば日本の景気は上向きの兆候があると想定ができますね。
なぜ日経平均株価が上がるとドル円が円安方向へ進むか。
まずここで一番重要なことは、「今は」と上で言っていますが過去と今、未来ではこの相関は逆転することがあるのです。ここ数年は日経平均株価が上がると円安方向へ振れるというトレンドであってこれがずっと続くとは限らないのです。このことをよく念頭においてください。
2005年以前は日経平均株価が上がると円高方向に振れるというトレンドでした。
あくまでこの相関はその時のトレンドであるので、株高=円安と覚えると将来痛い目を見る可能性があります。正しくは「今のトレンドは株高=円安」です。
その時々によって方向性が変わるなんておかしいじゃないか と思われる方もいると思います。
しかし、株式市場や為替が動く原理はこちらで紹介している通り何か決定的な事項で動いているわけではなくいわば人気投票のようなもので多くの人が株高=円安だ!と思っていればそれに乗った取引をする人が増えるのでその通りに動くことが多いです。そして何かの拍子に逆のトレンドが始まる兆候をみせるといち早く気付いた投資家たちが逆トレンドを形成していきます。それに気づいたほかの投資家がその流れに乗るので大きなトレンドとなります。
なのでここから下で述べることは今の流れを開設するとこのような解釈ができるのではないか、という部分になります。
①円安により輸出の業績が上がるため輸出業を行っている企業の業績が上がり株価が上がる。この流れが日経平均株価を押し上げる。
②海外の投資家が日本の株を買う場合、為替市場で円安へのリスクヘッジのため円売りのポジションをとるが、株式を売却するとともに円売りのポジションも決済するため。(例えばアメリカ人が日本株を買う場合、その企業の株価が日本円ベースでは上がるであろうと推測して買うのでもし株価が上がったとしても円安になってしまい自国の通貨との為替差損で損失を被ってしまう可能性があるのでそのリスクをヘッジするためにドル円のショートポジションを一緒に保有しておく)
このような説明をされていることが多いと思います。
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