こんにちは。今回はここ最近のマーケットの傾向についてお話ししたいと思います。
2018年2月17日 マーケット
2月に入り急激な円高傾向にあります。
下の画像は日足のドル/円チャートです。
16日に揉んでいた106円を突破しついに105円台に突入しました。
2月16日の安値は105.548円となりました。この水準は約1年3か月ぶりの水準になります。
今回の円高は113~114円前後の水準から一気に105円まで落としています。
私もテクニカル的には108円程度の水準では踏みとどまると考えていたのですが甘かったですね。
ファンダメンタルズ的に私は円買いの要素があまり見当たらないのですがグングン落ちていきます。逆に105円の節目を下抜けた場合100円を目指す勢いなのではないかと思います。
15日に麻生財務大臣が「現在の為替相場は特別に介入が必要な水準ではない」と発言したことからさらに円買いドル売りが加速した形になります。ただこの語麻生財務大臣より「為替レートの急激な変更や無秩序な動きは経済に悪影響がある」との発言で訂正を行いました。この訂正により反発して現在の106円30銭で週をまたぐ展開となっています。この発言により向きが変わるのか、もし変わらないとしたら100円を試す展開も十分考えられうると思います。
現在は最近のトレンドでは日経平均株価やダウ平均株価などの株価上昇によりリスクオンの考え方が広まり円安ドル高に進む傾向があったのですが、今回に関しては株価指数が上がろうが何をしようがドル円は売りに終始しており、全く無反応といってよい状況です。このなかでドルを押し上げる圧力も特に見当たらないのでしばらくはこの下落は止まないかもしれません。
105円の節目を下抜けた場合ロングポジション組のロスカットを巻き込みながら104円前後まで急激な下落が考えられうるので注意が必要かと思います。
ファンダメンタルズ的にも円安円高どちらの傾向も希薄、テクニカル的には完全なダウントレンドなのでドル円のロングは取りにくい状況、しばらくは押し目でのショートを狙っていくスタンスにするしかないのかと考えております。