こんばんは。今日はトルコリラの現況についていろいろ考えたことを書いておきます。
トルコリラ 2018年3月3週目
上のチャートはUSD/TRYの日足です。
2018年に入ってここまで対ドルベースではトルコリラはレンジに入っていたように見えますが今週に入りリラ安方向へ動き出したように見えます。
上のチャートはトルコリラ/円の日足チャートです。今年に入ってからきれいなダウントレンドを示しています。
上のチャートはドル/円の日足です。
こちらも今年に入ってからきれいなダウントレンドです。
この3つのチャートを総合的にみると
ドル/トルコリラはしばらくレンジ相場だったもののドル円で円高方向に進んでいたため、結果としてクロス通貨のトルコリラ/円は円高方向に進んでいました。今週に入りドル/トルコリラがレンジ抜けをし高値を試しに行きそうな展開になってきました。
こちらがドル/トルコリラの週足のチャートです。4.0付近の天井を再度確かめに行く動きに見えます。
上のドル円のチャートもまだ少しダウントレンドが反転したとはいえる状況ではないためトルコリラ/円は現在最安値更新中ですが、この先さらに円高+トルコリラ安がさらに進みそうな状況に見えます。
トルコリラは金利が高く底をつかむことができればおいしいので見てはいたのですがまだしばらくロングできる状況ではなさそうです。
トルコリラ本当に恐ろしい通貨ですね。いつまでも落ちていく。
基本的には市場の鉄則で高金利通貨は長期で見れば落ちる宿命ではありますが、それにしても底なしの様相です。
上のチャートは5年間のトルコリラ/円のチャートです。基本的にずっとダウントレンドですね。いつまでも落ち続けている恐ろしい通貨だと思います。
ちなみに恐ろしいのはここまできれいなダウントレンドを見せているトルコリラ円ですがSBI FXでの売買比率ですがどうみてもこんなにきれいなダウントレンドなのに
買87% 売13%
となっています。こんなきれいなダウントレンドなのにですよ。圧倒的に買いが多い状況です。
基本的な為替市場の鉄則ですが買いが入っているということはそれだけ売り決済待ちがたまっているということです。
このうち数%はかなりの暴落に耐えられるポジションをとっているのかもしれませんがこの比率だけみるとある程度落ちたところでロスカットを巻き込む大暴落が起こる懸念もあり手を出しにくいですね。もうすこし売買比率がスクエアにもどらないと上がってはこないのかとも思います。