こんばんは。今日は引き続き動きの大きいトルコリラについてお話ししようかと思います。
2018年8月16日トルコリラ相場
一時トルコリラ/円で15円台まで下げていたのですが、上がってきましたね。
これが2018年8月16日22:30時点でのTRY/JPYの1時間足のチャートです。
一時15円台まで下押していたトルコリラ/円ですが19円台まで回復しています。
個人的な予想でははっきり言ってここまで戻るとは想定していませんでした。とりあえずポジションは持っていないのでどちらでもよいのですが、17.5付近まで戻したら反発して下抜けると想定していたので想定外です。
ちなみにこちらのチャートはUSD/TRYの2018年8月16日22:30時点(上のチャートと同時点)でのチャートになっています。
トルコリラは対米ドルで見てもトルコリラ高に振れています。
今回の上げには
①カタールがトルコに対し150億ドルの直接投資を行う。
②エルドアン大統領がメルケル首相と電話会談を行いトルコ、ドイツ間の関係改善に向け協議を行った。
という2点の情報がリラ買いの材料となったのではないかと考えています。
ただ逆にアメリカとの関係回復に向けての具体的な話は出ていないどころかトルコ政府はアメリカのトルコから輸入する鉄鋼関係の関税の引き上げに報復する形でアメリカから輸入する乗用車、アルコール、たばこなどの関税を2倍に引き上げたとの話があり関係悪化の懸念もあります。この措置に対しアメリカ側は批判しておりホワイトハウス報道官のサンダース報道官はトルコで身柄を拘束されているブランソン牧師を解放したとしても関税措置の緩和にはつながらないと述べており、リラ安につながる懸念が残ります。
ちなみに8月15日時点でのトルコリラ/円のポジション比率はリラ買いが約80% リラ売りが約20%となっていました。
この記事を書いた段階ではリラ買いが90% リラ売りが10%程度だったので少し売りに傾いてきてはいるようです。金利差の問題もあるので50%50%になることは難しいと思うのでこの辺りがセリングクライマックスとみることもできるかもしれません。現段階では経験の少ない私にはロング、ショートどちらで入るのか判断がつかないのでしばらくスクエアで様子を見たいと思います。