こんにちは。本日は5月最終日です。日曜日ということで株式市場も為替市場も取引ができないので色々と今までのスタイルについて考え直してみました。
今までの投資の振り返り
2019年まではあまり細かいことを知らずに色々飛びついて失敗を繰り返しました。
今まで大やけどを負ったことはないのですが、一番私が勉強になったのは間違いなく2018年のトルコショックですね。この辺の記事で書いていたことです。トルコリラはたままたショートしていたのでプラスにはなったのですが、逆のことを考えるとこの時初めて為替市場の恐ろしさを実感しました。たかが2日程度で通貨の価値が対円で20%も下落するなんてことがあり得るのかという感覚でした。
この時トルコリラはポジション比率でロングが90%程度。高金利通貨ということもありスワップ目的でロングしていた人もかなりいたのではと思います。
実際この時のスワップ金利はかなりの魅力的な数字でした。為替差での損失が出なければ確か当時はトルコリラ/円でのロング時のスワップポイントは1万通貨あたり約60円くらいついていたようか記憶があります。100万通貨もっていれば毎日何もしなくても6000円が手元に入る計算です。ただし為替差損を考えなければ。これに飛びついてかなりの損失を出した人がいたと記憶しています。
そしてこの出来事により、私はたまたまショートだったから助かったのであってこれがロングポジションで持っていたらかなり危険なことになるレバレッジをかけていたことを痛感しレバレッジ管理の大切さを学ぶこととなりました。当時はレバレッジ10倍程度で運用していたのでレバレッジ10倍での運用だと20%の下落はすなわち200%の資産を失うことになります。実際は強制ロスカットが入りそのようなことにはめったにならないのですが、これは食らったら即退場になりかねない数字です。
現在ではまずFXでは運用期間別に口座を分け、超短期のスキャルピングなどは最大レバレッジ10倍、中長期ベースの口座は基本レバレッジ2.5倍ないし3倍というルールを作りこのルールに従って運用しています。これで一発退場などのリスクは格段に減っていると感じています。FXをしばらくやっていて本当に一番重要なのはレバレッジ管理だと思います。
FXだけでなくレバレッジをかけることができるものはとにかくここの管理を徹底的に行うことが必要かと思います。損切りをはやめに置くスキャルピングでしたらレバレッジを20倍とかにしても良いとは思いますが、そのように設定した時は必ず決めた場所で損切りをするというルールを守る。ズルズルと戻るだろうと損切りせずに堪えていると資金がショートします。本当にこれだけは守らないとこの世界は退場になります。長期運用前提のものは低レバレッジで、短期前提のものは意に反して落ちたからといってそこから塩漬けにして戻るまで待つという戦略は取らないようにする。とにかくこれは常に自分に言い聞かせていかなければいけないと感じています。特に人は損失を確定することに抵抗を感じるので、何も考えずに新義理をできるようになる。ここまでがなかなか大変です。ただしこれはこの世界で生き残るためには必ず必要なスキルだと思います。損切りをできないなら株式は現物、FXもレバレッジ1倍での取引にした方が良いということを学びました。