2021年6月1日 マーケット情報
①日経平均
本日の日経平均株価終値28814.34円 45.74円安(‐0.16%)となっています。
こちらは昨日の記事でも示しましたが日経平均先物の日足チャートです。
日経平均が続落したことで一段とチャート的には赤ラインがレジスタンスとして効いている可能性が大きくなってきました。ただダウ平均先物、S&P500先物は依然として最高値付近で揉んでいるのでそれを考えると日本株は比較的割安水準にも見えます。
本日は業種別では鉱業、輸送用機器、海運業が強く、鉄鋼が弱いです。
今週は金曜日の米雇用統計の発表を前にそこまではあまり大きくは動かないのではないかと考えています。
②原油先物
引き続き原油先物は高いです。
ブレント原油先物 日足です。引き続き3月高値の髭をブレイクアウトできるかが注目です。MACDは上昇トレンドを示しているためこのまま上抜けるのではないかと思います。
私は現在引き続きロングポジションをとっています。
③欧州消費者物価指数
EUの統計局が発表した5月ユーロ圏消費者物価指数の速報値は前年比で2.0%上昇となったと発表があった。マーケット予想は前年比1.9%となっていた。
これを受け欧州の株式市場の指数は上昇しているようだ。足元でのコモディティ価格の上昇などもあり景気回復と共にさらにインフレ率が上振れる可能性が高いのではないかと思う。
これらの流れから個人的にはテーパリングは21年秋ごろから検討されるのではないかと思う。
④暗号資産関係
記事作成時点で24時間前比でビットコインは+1.34%の4,042,000円
イーサリアムは+3.44%の285,600円
近辺で推移している。
仮想通貨関係のニュースとしてはインド中央銀行は銀行が顧客に対し仮想通貨の提供を敬遠してることに対し、銀行が参照している規制は2020年3月に最高裁が違憲と判断したものであり現在は無効であると 実質仮想通貨の禁止はしていないとの見解を示した。
⑤協和キリン、米アムジェンとアトピー薬共同販売
協和キリン(4151.T)は米アムジェン(AMGN)とアトピーの治療薬の共同開発、販売に関する契約を締結したと発表。今回の契約で協和キリンはアムジェンから4億ドルの契約一時金、さらに開発の進捗に応じ最大8.5億ドルの収入を受ける可能性がある。
協和キリンが創薬したアトピー薬で日本以外の全世界での開発費、米国での販売費用を折半することで合意。日本以外での売上はアムジェンに計上されるようだ。協和キリンは売り上げに対してロイヤリティ収入を受け取ることになる。
この報道を受け現在PTSでは協和キリンは1日終値比で105円高 3400円で取引されている。